top of page
  • 執筆者の写真Take

”Be confident, Be you.”〜カナダでの留学・就職で得たものは?〜【後編】

更新日:2022年6月11日




カナダ・バンクーバーにて語学学校日本人カウンセラーとして活躍するShioriさんへのインタビュー後半記事では、Shioriさんが考える海外就職に向いている人・向いていない人や海外就職に必要となる英語力などを様々な切り口から迫ります!


そして最後に、これからの海外就職や留学を目指す英語学習者に向けてのメッセージを伺いました。

インタビュー前編はこちら>>

★Shioriさんプロフィール★

■ Name:Shiori

■ Affiliation(所属):語学学校カウンセラー

■ 座右の銘 :Be confident, Be you.

■ Hobby:動画撮影・編集、カフェ巡りなど

■ SNS:InstagramYoutube


Who is suitable?〜海外就職に向いている人・向いていない人は?〜


Take---Shioriさん、後半も引き続きよろしくお願いします!


前回の記事では主にShioriさんが海外渡航を決意するまでの経緯や現地での働き方について伺いましたが、後半では引き続き海外就職について深堀りしていくのはもちろん、「英語学習」に関しても触れていきたいと思います。 Shiori---よろしくお願いします! Take---早速ですが、Shioriさんが実際に海外で働いている中で、海外就職に向いている人・向いていない人はどういった人でしょうか?

Shiori---そうですね...私自身は、海外就職に向いている人だと思います。ではどういう人が向いているかと言うと、何か新しいチャレンジをしたり、環境を変えたりするのを厭わない人かな...?さらに言うと環境や仕事、人間関係などの変化に適応できる人や、新しいことを人生スパンで考え、行動できる人が海外就職に向いているのではないでしょうか。


逆に向いていない人は、語学力以外の部分で言うと、慣れない環境・文化の中で少なからずストレスが蓄積されていくであろう中で、それに打ち勝つことができない人、いわゆるメンタルの部分だと思います。あと向いてないというよりかは、ビザの問題(就労ビザは企業からのオファーによる発給が一般的)で”出来ない”というハードルもあります。


ただ私もすぐに日本とは異なる環境・文化・働き方などに順応できた訳ではなく、海外就職に向いてないのかなと思う時もありました。なので私のように現地に行ってから少しずつ慣れるというパターンもありますね。 Take---なるほどです。僕も将来的に海外で外国人と、英語を使って働きたいと思っている英語学習者の一人なので、すごく参考になるお話です...!

Every failure teaches you a lesson〜カナダでの失敗談〜



Take---話は少し変わりますが、Shioriさんの英語学習の過程に関してはいかがでしょうか?ご自身の中学・高校時代の英語力から、海外就職に必要な英語力についても伺えればと思います。

Shiori---英語はもともと好きでした!中学ぐらいの時からALTの先生のように英語が話せたらカッコイイなと思っていて、五教科の中でも英語が一番点数が良かったんです(笑)でも話せるかと言ったら別で、もちろん全く話せなかったしTOEICも250点ぐらい?でしたね。だから周りには私よりもTOEIC点数が高い人や、英語が話せる人は沢山いました。


そんな私が海外就職できるまでの英語力を身につけることができたのは、自分自身の先天的な性格である「新しいことに挑戦する好奇心旺盛な性格」のおかげもあるのかなと思います。また私は帰国子女でもないし、英語力ほぼ皆無の状態から英語学習を始めたので、渡航前に英会話教室に行ったり外国人の友達を作るなど”準備”としてある程度の努力はしました。話す方がある程度伸びたのですが、文法のほうは現地で覚えたことがたくさんありましたが(笑) Take---学ぶ内容が文法であれスピーキングであれ、やはり渡航前の事前英語学習は大事ですよね。

Shiori---そうですね。またカナダに来てからも、自分の英語力の無さから沢山恥ずかしい思いや悔しい思いをしました。そういった失敗経験の積み重ねによって、私の現在の海外就職できるレベルの英語力は身についたと確信を持って言うことができます。 Take---Shioriさんが経験した失敗というのは具体的にどういったものだったのでしょうか? Shiori---はい。私がカナダに来てから、よくホストファミリーと教会に行っていて半年ぐらい経ったある日に20人ぐらいのカナディアンの前で話す機会がありました。私以外は英語のネイティブスピーカーだったので、みんなが何を言っているのか分からないし、何を言っていいのかも分からない状態でした。そして私が話す場面が回ってきた時にIt was so much fun!(とても楽しかった!)と言おうとしたらIt was so much funny!(とても変でおかしかった!)と言ってしまったんですね(笑)


ここではFunnyだと文法的におかしくなるので、みんなは「何を言っているんだこの子は?」みたいな目でこちらを見てきました(笑)


当時のことを思い返すと今でも恥ずかしく思うのですが、その経験があったからこそ今では同じ失敗をしないし、FunとFunnyの違いをきちんと覚えることが出来ました!(笑) Take---そんなことがあったですね...!今やバリバリ英語を使って働かれているShioriさんでもそういった英語の失敗・恥ずかしい経験があると知って、僕も何だか勇気づけられました(笑)

Shiori---ありがとうございます(笑)失敗も自分がトライしないと決して得られないものなので、語学学校の生徒の皆さんにも「できるだけトライ・チャレンジして失敗経験を積んでください!」と話してます。

The English level for working abroad〜海外就職で必要な英語レベルは?〜

Take---現在Shioriさんはカナダで働かれていますが、お仕事中は基本的に英語での業務が大部分でしょうか?

Shiori---そうですね、基本的には同僚やビジネスパートナーとは英語でミーティングをしたりメールを送ったりしています。一般的には「読み・書き」よりも「話す・聞く」の実践的なコミュニケーションに使う英語が重視されがちですが「働く」となるとメールや資料読み書きする中で「読み・書き」もある程度のレベルが求められます。


まとめると、海外就職するとなると「読み・書き・聞く・話す」の総合的な英語力が必要になってきますね。 Take---英語の資格など、具体的な数値で表すと海外就職に必要なレベルはいかがでしょうか? Shiori---一概に英語レベルは資格だけでは正確には測れず、このレベルがあれば海外就職できるという訳ではない。という前提を踏まえた上での話になりますが、もちろんスコアや点数が高ければ高いほど文法面の理解力向上、より正確な読解力の向上という部分で役立つと思います。加えて、海外就職では実戦で使える「会話力」が必要不可欠です。


Be confident, Be you〜カナダで見つけた新しいジブン〜



Take---Shioriさんがワーキングホリデー・留学時代も含めて、2年半前に海外渡航した時のご自身と今のご自身を比べてどういった点で成長しましたか?

Shiori---カナダに来てから色んな失敗・成功経験して、より自分に自信を持てるようになったのもそうですし、ありのままの自分を受け入れ、そんな自分自身をより”好き”になれるようになりました。

Take---ありのままの自分を”好き”になるですか? Shiori---はい。日本で生活をしていた間は、他人の目を気にして生きてきました。例えばブランド物を身に付けたいとか、髪やお化粧をしっかりセットするとか、客観的に見た自分のステータスを気にして生きていたんです。それがカナダに来てからは、自分の内側の、人としての美しさに目が向くようになりました。


そのマインドセットが変わってからは、私の生きる上でのモットーでもある Be confident, Be you”に生きていられていると感じます。 Take---インタビューも終盤になってきましたが、Shioriさんのこれからについてお伺いしたいと思います。ご自身の将来的にやりたいことや、成し遂げたいことなどのビジョンは、どのようなものをお持ちですか?

Shiori---カナダ・バンクーバーに来てから早2年半が経つ中で、バンクーバーの気候、町並み、住んでいる人々が本当に大好きになりました。なので基本的にはバンクーバーを拠点に働くと思うのですが、旅行や出張などで世界の色んな国・都市には行って異なる文化や価値観に触れ合うことは続けていきたいです。 また語学学校のカウンセラーとしてだけでなく、YoutubeやSNSなど私個人としての活動も幅を広げていきたいですね。とりあえず今は、自分のやりたいことを色々とチャレンジしていきたいです!

>>ShioriさんのYoutubeチャンネル「SHIORI IN VANCOUVER」はコチラ!

Take---すごい!これからのShioriさんのご活躍が本当に楽しみです...!最後に、これから英語学習者を始めようと思っている人、もしくは将来的な海外就職に向けて英語学習に励んでいる人に向けてメッセージをお願いします!


Shiori---はい!世界的にまだ依然としてコロナウィルス感染症の影響で色々と行動制限がありますが、とにかくやりたい!とか興味があることがあれば出来るだけ”早く”行動して欲しいなと思います。もちろんそれぞれが抱える事情はあると思いますが、自分の気持ちに正直になって生きて欲しいです。このコロナの状況もほんの一年前は誰もが予測してなかった中で、将来「あの時これやっておけば良かった」など後悔しないように”早く”行動を起こすことが大切です。


よくお仕事柄、留学希望者の人とお話をしていて「留学をするのに理由や目的は必要ですか?」と聞かれることが多いのですが、個人的には明確な理由が目的が無くても、行きたい!と思えば行けばいいし、行った先にはかけがえのない経験やスキル、そして自分の価値観を広げることができるはずです。だから留学に行く、ワーホリに行く、海外就職するとなると渡航前・後に色んな挫折や失敗、困難があると思いますが、乗り越えた先には新しい発見と成長した自分に出逢えると思います!


Take---Shiriさんが海外渡航してから様々な経験をしてきたからこそ、すごく響くメッセージです...!本日は貴重なお時間いただきありがとうございました!

Shiori---こちらこそ、ありがとうございました!



Editor's note〜編集後記〜


明治日本以降における女性教育発展の立役者となり、2024年に新しくなる5,000円札の図柄に選ばれた「津田梅子(つだうめこ)」という女性がいます。


彼女は6才のときに「岩倉使節団」の一員として親元を離れ渡米し、11年もの歳月をアメリカで過ごしました。津田梅子がアメリカに渡ったのは1871年(明治4年)ようやく国内での手紙のやりとりが便利になったという時代に、6歳の女の子が両親と別れてアメリカに行く心細さは計り知れません。


11年ものアメリカ留学を経て帰国した後に彼女が創設した津田塾大学は「英語教育」「少人数教育」「留学・国際交流」の三つの理念を掲げ、女性教育のみならず日本全体の英語教育の発展に大きく貢献しました。

今回のインタビューにてお話を伺ったShioriさんも若くして海外に飛び立ち、紆余曲折ありながらも海外就職を成し遂げ、現在は異国カナダのバンクーバーにて語学学校カウンセラーとして働いています。 きっと彼女の存在や後押しによって留学やワーキングホリデーに興味を持った人、渡航を決意した人々も少なくないでしょう。

Shioriさんへのインタビューを終え、女性教育や英語教育、そして留学普及の立役者となった津田梅子の面影を感じつつ、これからもShioriさんのご活躍に期待しながら記事の締めくくりとさせていただきます。



--End--

(取材/記事執筆 ONE WAY TAKE)

>>その他ONE WAYインタビュー記事はコチラ


【interviewee・Profile】

Shiori(語学学校日本人カウンセラー・メディアライター)

日本で医療事務として4年間の会社勤務後、長年持ち続けた海外留学の夢を実現するため2018年渡加。バンクーバーで1年間のワーホリ中に、語学学校から仕事のオファーを受け、2020年現在日本人カウンセラーとして働きながらバンクーバーライフを満喫中。

【Interviewer・Profile】

Take (英語コーチングONE WAY代表)

滋賀県生まれ。大学4年次に休学しオーストラリアに留学・ワーキングホリデー渡航。帰国後はフィリピン留学・語学学校スタッフや留学エージェントにて留学カウンセラーとして勤務。20年9月からは自身の英語学習や語学学校運営の経験を活かし「全ての英語学習者に、手頃な英語コーチングを」をコンセプトに月額¥10,000〜の格安英語コーチングサービスを提供するONE WAYを設立。趣味は英語学習、サッカー観戦、釣り。



========================================


ONE WAYでは「留学コーチング」サービスを提供しています。一般的な留学カウンセリングとは異なり、留学のキッカケは?留学を通して何を実現したいか?将来、留学後はどう生きていきたいか?といった留学を通しての目標・目的設定から始まります。


そこで見つかった自分だけの目標、目的、答えをもとに、自分だけの留学プランを作成、見つけ、計画作成・決定〜出発までの一連の流れをサポートします。


かつて自分が経験し、そうだったように「留学」は間違いなく人生の大きなキッカケとなる体験です。それ故に多くの費用と時間を有します。特に社会人を経ての留学や、大学生の就活を見据えた留学は、今後のキャリアの大きな分岐点にもなり得ます。そのために留学コーチングは、そんな皆さんの人生を変える体験をサポートします。


>>ONE WAY留学コーチングのサービス概要・料金はこちら!


=========================================



--End--

0件のコメント
bottom of page