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【留学体験談】18歳が選んだ「海外大学進学」という道〜4年間の海外生活を経て得たものとは?〜

更新日:2022年6月23日



「海外大学への進学」



英語学習をしている皆さんも、海外大学への進学を夢見たことある人は多いのではないでしょうか?しかし、実際にその中身の部分は知られていないことが多いものです。


そこで今回のONE WAYインタビューでは、アメリカのUniversity of Nebraska at Kearney(米国州立ネブラスカ大学)にて大学4年間を過ごし、卒業した祐里奈さん(以下Yurinaさん)にお話を伺いました。


Yurinaさんの英語学習との出会いから、波乱万丈のアメリカでのキャンパスライフ、そして将来のビジョンに迫ります...!



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★Yurinaさんプロフィール★


■ Name:Yurina Kawai

■ 所属:日立コンサルティング 社員、wiz.u合同会社 CEO

■ 座右の銘 :Live a life you will remember 記憶に残る人生を生きよ

■ Hobby:旅行、カフェ&ゲストハウス巡り

■ SNS:Twitternote



Yurinaさんのパラレルキャリア

(sharehome wiz.u 東四つ木の家族)

ーーYurinaさん、本日はお忙しい中インタビュー取材を引きうけていただき、誠にありがとうございます。早速ですが、Yurinaさんの簡単な自己紹介をお願いします。



ーーこちらこそ、よろしくお願いします。

私は2017年にアメリカの大学を卒業し、現在はIT・事業系コンサルティング会社に勤めながら、2020年10月にwiz.u(ウィズ)合同会社を立ち上げ、CEOを務めさせていただいています。パラレルキャリアは容易ではないですが、会社員としての学びが副業で始めたwiz.uの活動に活きていると日々実感しています。 wiz.uでは、「実家よりも実家」をコンセプトにした、”HOME”だと感じられる場づくりをしています。これは、海外で学んだ「幸せとは」の私なりの答えが形になったものだと感じています。

時間がある時は、息抜きに都内のゲストハウスに泊まったり、今住んでいるwiz.u運営のシェアハウス(sharehome wiz.u 東四つ木)の家族と過ごしています。このシェアハウスも、ただ家という箱を準備するのではなく、住んでくれている方々が「ここは自分の居場所だ、HOMEだ」と感じてもらえるよう、人と人のつながりを大切にしているので、特に何かをしていなくても、家にいるだけでリラックスできています。


■wiz.u 東四つ木についてはコチラ!




英語学習との出会い〜初めての海外留学

(オーストラリアでの交換留学にて)

ーー海外大学への進学し、卒業されたYurinaさんですが、元々両親のお仕事の関係で海外に住んでいた経験があったりなど、いわゆる帰国子女で英語が堪能だったのでしょうか?



ーーいいえ。全くそんなことはなく、私はいわゆる純日本人です。小学生の時はKUMON教室に通っていたり、中学校のテストで筆記の点数が良かったこともありましたが、特に話せるという訳ではありませんでした。そのため記憶力が活きる文法や単語は比較的得意でしたが、スピーキングやリスニングは苦手でした。



ーーなるほど。海外大学に進学する人はほとんどの人が何かしらで英語に精通しているイメージがあったのですが、Yurinaさんはそうではなかったのですね。高校は英語科に通われたみたいですが、これはどういった経緯で選んだんですか?



ーー私が中学生の時に、卒業後の進路で悩んでいたのですが、自分に強みがなかったので、英語を話せたり読めたりできるようになると世界がもっと広がるし、それなら私の強みにできると考え、英語科のある高校に進学しました。

高校では世界の宗教や慣習など、異文化を学ぶ授業が多かったのでとても楽しかったです。そこから「海外」や「留学」へ興味を持ち始め、在学中はニュージーランドとオーストラリアへそれぞれ短期の留学に行きました。

オーストラリア・メルボルンでは現地の高校に通っていたのですが、ある時に人種差別を経験しました。生まれて初めての経験だったからこそ、当時は帰宅して涙するほど、正直かなりショックでした。オーストラリアは移民の方が多く、人種が多様な国だからこその問題を身をもって経験した。という感じでした。



ーーなるほど。そういった経験を通して、アメリカの大学への進学を決意したんですね。しかしなぜ「アメリカ」だったのでしょうか?


ーー実はもともと日本の大学へ進学しようと思っていたのですが、当時見ていたアメリカのドラマの影響を受け、アメリカの大学でのキャンパスライフに強い憧れを持ったのがキッカケです(笑)

そんな邪(よこしま)なキッカケでしたが、他にも人種や国籍を超えて個を主張する、自分の考えや意見をハッキリと言うアメリカ人の国民性に対する強い憧れがあったから、というのもありますね。



ーー今まで高校在学時にオーストラリア・ニュージーランドへの2カ国留学、そしてアメリカの大学への進学と、若いながらも精力的に海外へ行っていたYrinaさんですが、この行動力はすごいですね、、、!



ーー海外に行く勇気の原動力となったのはワクワクしてたから、つまり、「好奇心」ですね(笑)当時はまだ高校生だったので、良くも悪くもあまり深く考えていなかったんです(笑)

一方で、アメリカでの進学については、両親には治安・経済面で反対されました。ただ、自分としてはこの機会を諦めたくなかったので、比較的安全で、かつ、経済的にも負担の少ない田舎町にある米国州立ネブラスカ大学(University of Nebraska at Kearney)への進学を決めました。



波乱万丈!アメリカでの海外大学生活

(4年間を過ごしたUniversity of Nebraska at Kearney)

ーー晴れて夢のアメリカ大学に進学したYurinaさんですが、そのキャンパスライフはいかがでしたか?特に1年目は全く新しい環境の中で色々と苦労したことはありますか?



ーーそうですね、今振り返ると、嵐のような1年間でした(笑)なかなか心を開ける友達は出来ないわ、授業は教授の言っていることが分からないわで、たくさん泣いた思い出があります(笑)

ただ、自分は無理してでも学生ローンで多額の奨学金を借りた身だったからこそ、日本に帰ろうだとか、学校を辞めようと思ったことは一度もありませんでした。その「諦めない気持ち」や「覚悟」は他の日本人留学生と比べて強かったと自負しています。だからこそ、環境に慣れるために人一倍努力しましたね。


ーー具体的に、どんな努力をされたのでしょうか?



授業で教授の言っていることが全く理解できなかったことに関しては、始めは本当に深刻でした(笑)話すスピードが速すぎて、何が分からないのかすらも分からなかったので、質問もできない状態だったんです(笑)

だからこそ、念入りに予習したり、授業が始まる前に、教授とコミュニケーションをとりに行ったりしていましたね。あとは、授業中に隣に座っている知らない生徒に「ここどういう意味?」と話しかけたりもしたり(笑)すると3ヶ月目を過ぎた辺りから、徐々に教授の言っていることが分かるようになりました。



ーー相当な努力をされたんですね...すごい!2年目以降はいかがでしたか?



2年目以降は、アメリカでの生活や学校にも慣れてきて、様々なことに挑戦しました。大学でアルバイトをしたり、日本文化を広めるためのイベント開催や学生団体などの課外活動をしたり...

主専攻は国際学(International Studies)とスペイン語の2つだったのですが、ビジネスを副専攻としていたので、授業の一貫として起業プロジェクトも経験しました。またビジネス学生団体の幹部として、大学のカフェの運営に携わったり、あとは3年生の時にアメリカの大学生としてペルーへ交換留学に行ったりもしました。


友達との集合写真
(ペルーでの交換留学にて)

大学の賞状をもつ2人の女性
(University of Nebraska at Kearneyにて)


ーー海外の大学、特にアメリカだと勉強でいつも忙しいイメージがありますが、

その辺りの日本の大学との違いはいかがでしょうか?



私は日本の大学に通った経験が無いので、正確な比較は出来ないのですが、聞く限りではアメリカの大学のほうがずっと本質的な勉強をしている気がします。卒業するためや単位を取るために授業を受けるのではなく、自分のスキルや経験、興味のある分野を伸ばし将来のキャリアに活かすために大学に学びに来ている、という感じです。なので、欠席できる回数も落第を避けられる最低点数も厳しかったように感じていました。

企業のインターンシップに参加する大学生も多いですし、学費も自分でアルバイトをして稼いだり、奨学金を受け取ったりして支払っている学生がほとんだった印象ですね。親に学費を全て払ってもらっている学生はあまり見たことがないです。学びに対する責任感が強いというか、お金の面でも学びの面でもキャリアの面でも自分で責任を負う感覚が強いように思います。



ーー確かに日本の大学だとそのキャンパスライフは「人生の夏休み」と言われるように、余暇が比較的多いイメージです。良くも悪くも「自由」なんですね。だからこそ、海外の大学生活の方がより社会人に向けた準備という点ではより”実践的”なのかもしれません。



4年間のアメリカでの海外大学生活を振り返って〜現在〜


ーーインタビューも終盤になってきましたが、Yurinaさんが過ごした4年間のアメリカでの大学生活を振り返って、現在に活きていることは何ですか?



ーー大きく分けて2つあるのですが、1つ目はやはり「英語力」です。ただ英語というのは単に手段でしかありません。私は英語という手段が手に入ったことにより、様々なチャンスが得られたり、仕事の幅が広がりましたね。


また、情報収集の面でも、日本語よりも圧倒的に英語の方が情報の「量」が多いです。まとめると、英語力を身につけることにより、自分の見ていた狭い世界が一気に大きく広がりました。

2つ目は、何でも恐れるよりまずはやってみるという「行動に起こす力」ですね。始めは怖かったり緊張したりすることでも、いざやってみると、自分が想像していた以上に良い結果になるということを確信しているので、自分の行動力はアメリカでの経験が活きていると思います。



ーーなるほど...!確かに1つ目の「英語力」では、情報量は日本語と英語を比べて割合が日本語(Japanese )が2.7%に対して英語(English)が25.2% と表される通り、大きく違いますね。

最後に、Yurinaさんの今後のビジョンを聞かせていただけますか?



ーー今は、国内で”「おかえり」をすべての人へ”をミッションに、自分らしく、居心地よくいられる”HOME”のような場づくりをしていますが、将来はそれを外国人向けや海外にも拡げていけたらなと考えています。

 私は、学生の頃にずっと探していた「幸せとは何か」の答えを、海外へ行ったからこそ見つけることできました。幸せにも色々な形があり、人それぞれ捉え方は異なるとは思いますが、私にとって幸せとは追うものではなく気付くものであり、大学や会社の名前だとか、周囲から評価のような表面的なものではなく、家族や友人と過ごす時間だとか、夕日が沈むのも眺めることだとか、誰かと食卓を囲むことだとか、そんなささいな日々のできごとなのです。


(sharehome wiz.u 東四つ木にて)

それから、子どもの頃から世界で起きている争いや社会からの孤立、差別といった問題に関心があり、大学でも国際学を専攻しましたが、それらの多くは、私たちが「私たちは同じ地球に住む”家族だ”」と気づくことができれば解決できると、海外での経験や人々との出会いから学びました。

 なので、日々の小さな幸せを大切にした、人々がありのままいられるHOMEを作り、「バックグラウンドが違っても、私たちは家族だ」と感じてもらうことで、社会にとっての、誰かにとっての、何かの解決になると信じていますし、それが今の私のミッションであると自負しています。

■sharehome wiz.u 東四つ木 公式HP


Yurinaさんのnoteアカウントはコチラ!



Editor's note〜編集後記〜


紆余曲折ありながらも、アメリカでの大学生活を無事終え、卒業したYurinaさん。


新しい環境への適応から始まり、英語学習、その他課外活動など様々な障壁にぶつかりながらも日々努力を積み重ねて絶えず行動を起こしたからこそ、充実したキャンパスライフを送ることができたのだと彼女は語ります。


そしてその経験を経て得た「英語力」や「行動力」というスキルのみならず、「幸せとは何か」の答えは、今のYurinaさんの活動を支える原動力として活かされているのでしょう。


これからもYurinaさんのご活躍に期待し、インタビューの余韻に浸りながら記事の締めくくりとさせていただきます。



--End--

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