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【ワークアウェイ(Workaway)体験談】〜Simply Beautiful〜なにもない国ラオスで見つけた”人生の指針”

更新日:2022年5月13日

「Laos, Simply Beautiful」

タイーラオス間を結ぶ国境、ノンカーイにあるイミグレーションに映されたディスプレイにて、この国はこのように紹介されていました。

何もない、なにもできない国、ラオス。

実際に訪れたことのある友人にこの国を聞いても、 「何もない」「おもしろくない」と、その感想は芳しくないです。 著名な作家、村上春樹の作品に「ラオスにいったい何があるというんですか?」という紀行文集があるほどに。 しかし、ラオスでの1週間のWarkawayの生活を経て気づいたのが、個人的にこの国は東南アジアで1番大好きな国だったということです。 今まで訪れた他の東南アジア諸国と比べようがないぐらい、大好きな国です。

何故、この「何もない国」と称される国が好きになったのか?

Workawayの体験談を混じえながら、以下いくつかの理由を紹介します。


Workawayとは?


Workawayとは、「1日あたり数時間のボランティア活動と引き換えに、食事と宿泊設備を受け取る」ことができる情報サイトであり「働き手と働き手を探している人をつなぐマッチングサイト」でもあるとのこと。

一言で言うと、世界的な規模の「住み込みお手伝いさん紹介サイト」です。


清々しいいほど何もない!ラオス辺境の村でのWorkaway

(僕が1週間滞在したNola Guest Houseの看板と、暖かいラオス人ファミリー

僕が滞在したWorkaway先は、ラオスのヴィエンチャン県。

主要な観光地のひとつとなっている町ヴァンヴィエンから北西へ50km(車で小1時間)離れた村「Na Kout」にぽつんと佇むゲストハウスでした。


そのゲストハウスの名は「Nola Guest House」

「Nola」とは、ゲストハウスの看板娘であるラオス人少女の名前から着想されました。 とはいえ、このゲストハウスを創業したのは、アレックス(本名アレッサンドロ・ロドリゲス)というウルグアイ人男性オーナーです。 彼は約10年前にラオスを旅行し、それ以来ずっとこのNa Kout村でゲストハウスを営んでいます。今回のWorkawayも、ホストである彼にWorkerとして招待されました。


ベッドシーツ替えに洗濯...気になるお仕事内容は??


1週間のWorkaway滞在で、僕に割当られたお仕事は、以下の5つでした。


①ベッドシーツ、枕カバー替えなどのベッドメイキング ②古いタオル、替えたシーツなどの洗濯 ③ゲストの接待や、ゲストハウス内のルール説明

④炊事準備、料理補助など

⑤必要備品のおつかい


これらは3時間〜4時間で終わるので、余った時間はティータイムであったり、他のWorkerと近くの川で遊んだりしていました。ちなみにそこで僕のiPhoneは川に落ちて逝きました。約4年共にした盟友を失ったのは割と辛かったです。(笑)


(大自然に囲まれて渓流下り。本当に楽しかった! 昼食・夕食の時間には、当日宿泊客として来たゲスト(オーストリア人やスロベニア人など国は様々!)とラオスの料理を食べながら、それぞれに異文化交流を楽しみました。

(1週間の食事は基本的にベジタリアンメニュー。でも全然苦じゃなかった!)



ラオス人の国民性は特有の"優しさ"?

Nola Guest Houseの近所に住む子どもたち


前置きとして、東南アジア、そして世界中あらゆる国には、優しい人々が大半を占めています。


ただ、この国の"優しさ"は他のそれとは少し異なります。


知らない外国人である自分にサバイディー(こんにちは)と手を振って声をかけてくる子どもたち。


道を歩いていて、どこにいくの?連れてくよ?とクラクションを鳴らすおじさん。


“のんびりでおおらか”なラオス人の性格がよくわかる言葉として、

「ボーペンニャン」という言葉があります。

『だいじょうぶ。』 『問題ない。』 『小さい事は気にするな!』 『どうにかなるよ。』

これらの意味を持つ言葉は、人々にとっての精神的な安定をもたらし、自殺者がほぼいない(年に1人いるかいないか)幸せな国ラオスを表す言葉でもあります。

このように、どこか心や精神に寛大な余裕を持つラオスという国が、そしてラオスの人々が大好きになりました。



(人の携帯を使って写真を取りまくる近所のガキンチョ。数百枚は撮られました。笑)


「何もなく、することがない」からこそ落ち着く

(ダイニングルームに掲げられた看板。No WiFi, Please talk to each other)


日本に住んでいるとよく目にする、使う、当たり前のものが

この国にはないことが多いです。


信号

ビル

テレビ

Wi-Fi

ホットシャワー

喧騒



それでも日常の中でそれらを失った生活をしてみると、生活する上で、生きていく上での「本当に必要なモノ」とはなんだろうと、深く考えさせられます。


1週間のWorkaway生活を通して見つけた”大切なコト”

(約1週間寝食を共にした様々な国のWorkerと)

僕はこの国で過ごした7日間で、たいせつな、人生の指針を見つけることが出来ました。

高い外車や豪華な家をもつこと、 高級レストランで毎日おいしい食事を食べること、 高価なブランド品を多く身につけること。

自分にとっての理想の生活は、上記とは異なります。

Simply, but Beautiful

これこそが、僕が追い求める理想のライフスタイルであり、生き方だと7日間のWorkawayを通して見つけることができました。

その生き方を国全体で体現する、Simply Beautifulな国ラオス。 アフターコロナの世界で、様々な国へ旅する皆さんも、この機会に一度Workawayを

体験してみてはいかがでしょうか? きっと素敵な出会いや体験が待っているはずです。


--End--

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